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声調の苦手意識を克服する

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声調はたった4つ

入門、初級段階では声調の難しさをあげる人が多いように思います。

しかし、中国語の声調は4つしかありません。たった4つです。8つ9つと声調がある言語に比べたらとても簡単だといえます。

ポイントを押さえて、ほんの少しの例外的決まりさえ覚えてしまえばどうということはありません。

ひたすら高く・低いから高い・低いだけ・高いから低い

どんな音痴でもこれくらいなら言い分けられるはずです。聴き分けられないのは気にしなくても大丈夫。まずは言い分けることに全力を尽くします。

第1声 【ひたすら高く】:自分の中で高いと思う声を長めに出す。二重母音などでピンインの字数が多くなると高さがぶれてしまいがちだが、最後まで同じ高さをキープすること。

第2声【低いから高い】:「えーっ?」と聞き返すときのように低いところから高いところへ一気に持ってくる。

第3声【低いだけ】:低く短く言う。声調記号に惑わされてはいけない。Vみたいな形をしているから下げてから上げなきゃいけないのかと思ってしまうが、あくまでただ低く出せばいい。一音節の場合は後半が上がるが、それは力をぬいた結果そうなっただけ。後ろに音節が続く場合は絶対に上げてはいけない。低く短くが基本。

第4声【高いから低い】:カラスが「カァ!」という時の「カァ!」高いところから一気に落とす。

軽声【力をぬいた高さ】:前の音節を言ったあと、力をぬいた高さに落とす。具体的には前が第1声なら高く終わっているのでその反動でそれよりも低いところ(自分の声の真ん中ぐらいの高さ)にポンと落とす。第2声も最後は高く終わっているのでその反動でそれより低いところに落とす。第3声は低く抑えられたまま終わっているので解放されて、それより高く上がる。第4声は高いところから低く落ちて終わるが、そのままその勢いに引きずられてさらに低く落とす。 軽声はあまり深く考えないで、自然に任せ、力をぬいて言えばおのずとベストポイントに落ちる。

以上が声調の基本ですが、この程度のことはみんな知っています。

にもかかわらず声調は難しいと感じている人が多いのはある癖がじゃましているからです。

第2声と第3声はごっちゃになりやすい

その癖とは第2声と第3声がごっちゃになりやすいということ。

理由の一つは声調記号の形に惑わされて、第3声の尾っぽをいちいち上げてしまうこと。

低いところから上げれば当然第2声と同じように聞こえます。自分でもどっちを言っているかわからなくなって、他のものまでぐちゃぐちゃになってしまいます。

絶対に意識的に第3声の尾っぽを上げてはいけません。後ろに音節が続くとき、第3声は低く短く言えばOK。

慣れてくれば単独の音節で発音するときは自然に上がってしまうので問題はありません。

もう一つの理由は第2声が上がりきれないところ。短くちょっと上がったくらいで終わってしまう人が多いです。ますます第3声とごっちゃになってしまいます。

自分はちゃんと上げているけどなと思った人も一度自分の声を録音して聞いてみることをお勧めします。きっと予想以上に上がっていないでしょう。

第2声をしっかり言えるようになる練習のコツは、バカにしてるのかと思うぐらい大げさに上げること。

声を低いところから高いところへ一気に上げるのは実はエネルギーがいります。

だからよほど意識しないとしっかりと上げることができません。

速く話そう速く読もうとすると、どうしても第2声が上がりきらないうちに次の音を言ってしまいがちになります。

だから、第2声があったら、意識して、しっかり上げながら発音するよう心がけます。少し長めに発音するのがコツです。お餅を伸ばすような感覚で言うといいかも。

・後ろに音節が続くとき第3声の尾っぽは決して上げない
・第2声は引き伸ばす感覚で上げる

以上二点、
これが第2声と第3声を混同しないコツです。

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声調は聴き馴染むもの

繰り返しますが、聴き分けられないのは最初は気にしなくてもいいです。
中国語を習いたての頃、「中国語は同じ発音でも声調が違うと意味が全然違って通じないので注意してください」と脅されます。

だから聴き分けられないと違う意味にとってしまって大変なことになるとビビってしまうかも知れません。

しかし、現実には「妈妈骂马」なんていう早口言葉みたいな台詞に出くわすことは滅多にありません。

そもそも、相手の言葉が聞き取れないのは、声調が聴き分けられないからではなく、発音そのものが聞き取れないか、単語自体を知らないか、文脈がわからないかのいずれかの理由です。

声調は聴き分けるものではなく、聴き馴染むものだと思っておいた方がよいでしょう。

ただし、言い分けなければ通じないので、まずは、正しく言い分けることに力を注ぎましょう。
第2声と第3声さえ言い分けられるようになれば、声調に対する苦手意識はかなりなくなるのではないでしょうか。


たまに中国語を波打つように(お経のように)読む人がいます。

声調記号に忠実に読もうと努力した結果なのでしょうが、語句の切れ目もなく、強弱もないので、何を言っているのかさっぱり分からなかったりします。

そういう人は、まず、よく使う二文字や三文字の語句をピックアップして、お手本の音声を耳で聞きながら声調と強弱を繰り返し練習するとよいでしょう。

同じ声調でも語の組み合わせや前にあるか後ろにあるかによって、高低の幅や強弱のアクセントが異なるからです。

声調記号で表しきれない違いは、やはり自分の耳で確かめるしかありません。

言語は生ものです。実際にはキッチリカッチリ記号通り、決まり通りなんてことはあり得ません。

例外など細かいことを言い出したらキリがありません。

自然な声調にたどり着くためには、原則を踏まえつつも、やはり自分の耳に聞こえた通りの音程を再現しようとするのが一番でしょう。

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